清明祭でした

沖縄の今日の気温は28℃。暑い一日となりそうです。

 

昨日はとても天気が良くシーミー日和でした。

ノロ殿内の神ウシーミー、昨日無事終えました。

清明祭入りの最初の日曜日という事で、北部に向かう車はとても多かったですね。

門中のシーミーという方も多かったのでしょう。

 

 

親族が集まり数カ所のお墓参りに行きました。

「ウツリタマヒ」からお参りします。

木々がうっそうと茂っていてお墓の跡地まで行く事が出来ない為、入り口から「タンカー」を取ります。

タンカーとは沖縄の方言で「真正面、向かう」

お墓まで行けないので入り口からお墓に向かってウートートーしますという意味です。

 

その場所まで行けない御嶽や拝所でも、近くからタンカーを取って祈りを捧げています。

 

 

ウツリタマヒは今帰仁城主のお墓で現在は運天に移葬されている為、元のお墓のあるウツリタマヒより運天に向けても祈りを捧げています。

 

 

ノロ墓、門中墓、ご先祖様のお墓と順にお参りします。

ご先祖様のお墓では重箱のご馳走をご先祖様と一緒にウサンデーします。

最後にノロ殿内のお仏壇の前で親族が集まりご馳走を食べるので、お墓では一品だけ頂きました。

お供え物を食べる事でご先祖様のご加護が得られると言われているので、お墓の前で皆んなで有り難く頂きました。

 

 

 

お墓の前ではおじぃ、おばぁに自然と話しかけています。みんなと一緒にいると感じるのですよね。

思い出すのは元気な姿のおばぁです。

 

ご先祖様に元気な姿を見せる事が子孫が出来る1番の感謝だと思います。

ご先祖様の1番の願いは子孫が幸せでいる事。

幸せな姿を見せられる事が何よりです。

 

 

ご先祖様とお墓で一緒にご馳走を食べる清明祭、お盆などの行事を通して、身近にご先祖様を感じられます。

ご先祖様の存在を身近に感じる事で安心が得られるのは、深いところで繋がっているからなのでしょうね。

 

 

ご先祖様の1人でも欠けたら今の自分は存在しません。

沢山の命が繋いでくれたお陰で今があるのです。

感謝です。